ホームステイをすると英語を話せるようになるのか?

(2019年12月)

 

みなさん、こんにちは!
マコリン@ホストファーザーです。

さてさて、今日は英会話について少し書きたいと思います。

 

テーマは、

 

「ホームステイをすると英語を話せるようになるのか?」

 

です。



我が家の住人アランとその妹のクイーダ


僕は2007年の10月から、アメリカ人のアランと一緒に暮らすようになったのですが、当時の僕は英語には全く興味がなく、アランと初めて会った時も、


Nice to meet you.


すら言えませんでした。


握手をしたところまではよかったのですが、そのあと一言も発することができず、ただただ頷いていたことを思い出します。何故かアランも一言も発せず頷いていましたが(笑)

それ以降、

 

ホストファミリーとして外国人と共同生活をすると、英会話ができるようになるのか?

という実験を行ってきましたが、果たして実験の結果はどうだったのでしょうか。13年間が経過して、果たして僕は英語を話せるようになったのでしょうか?

2019年12月31日の本日、一度中間報告をしたいと思います。



答えは・・・・


僕に関しては、







NO

です。


確かに、英語を読めるようにはなりました。聞けるようにはなりました。

TOEICの点数も、400点台だったのが900点台にまで伸びました。

仕事で海外出張に行くようにもなりました。




が、しかし!


残念ながら話せるようには・・・なっていません。

まあ、どのレベルをもって「話せる、話せない」というかは人それぞれですが、僕の基準はこうです。


外国人と一日中同じ部屋で過ごせるかどうか


アランと僕は8年間も一緒に暮らしていますので、

 ・今日はどうだった?

 ・今日はこんなことがあったよ。

 ・明日はあれしようよ。

といった、簡単な日常英会話はできるようになりました。


ですが一日中同じ部屋に一緒にいて、何かを話し続けることはまだまだできません。
話すネタが無くなって、何を話していいのやら・・・という状況に陥ります。


いや違うな・・・


ネタはあるんです。
話したいことはたくさんあるのですが、それが言葉となって出てこない。

いい表現が思いつかなくても、自分が知っているフレーズをつないでいけば、相手に伝えることはできるのですが、いかんせんそれが面倒くさい・・・・

そして「英語にするのが面倒くさいから、この話は話さないでおこう」となってしまいます・・・



だめだなぁ、と思いながらも、そんな毎日を繰り返しています。


結局こういうことです。



インプットがないのに、アウトプットができるわけがない。



言い換えると、



準備がないのに、本番でうまくいくはずがない。


僕は、英会話というのはアウトプットの機会だと思います。本番だと思います。

イメージは、演劇の舞台ですね。

役者は練習段階でセリフをしっかりとインプットして、舞台でアウトプットする。しっかりと準備をして、本番の舞台で練習の成果を披露する。

そしてうまく演技できた時に最高の喜びを得る。
そんな感じです。

だから、例えば漠然と英会話教室に通ったとしても、なかなか英語を話せるようにはならない気がします。受け身の姿勢ではダメですね。海外留学にしても同じだと思います。


「英会話教室はインプットの場。いいフレーズをたくさん学ぼう」


という意識でいるよりは、


「英会話教室はアウトプットの場。言ってみれば晴れ舞台。だから自分で大量のインプットをして準備万全にして臨もう」


という意識でいる方がいいんだと思います。


僕は以前、フィリピンスカイプ英会話をやっていたのですが、あの時は何のインプットもせずに臨んでいたため、毎回似たような話しかできず、途中でつまらなくなってやめてしまいました。

決してフィリピンスカイプ英会話がダメなのではなく、僕の取り組み姿勢が間違っていたのです。


その後、「瞬間英作文」という本や、iPhoneアプリの「Real英会話」、海外ドラマ「フレンズ」で大量のインプットをしましたが、確かにその頃は思っていることを比較的スムーズに言えていました。仕込んだフレーズが外国人に通じた時のあの喜び、最高ですよね。

ただ、それであっても、しばらくさぼってしまうと、また話せなくなってしまいます(涙)

ついつい仕事の忙しさを言い訳にして、インプットをおろそかにしてしまうのですが、そうすると話せなくなるどころか、「英語を話したい!」という意欲も低下してきます。

そういう意味では、「英語に触れる時間を継続的に確保する」ということも非常に重要だと思います。


なんだか長くなってしまいましたので、簡単にまとめますと・・・・

①英会話にはインプットがとにかく重要

②アウトプットの場がないとインプットがつまらなくなるので、アウトプットの場の確保が重要

③英語に触れる時間を継続的に確保することが重要


こんなところでしょうか。


実際に、うちのノブリン@ホストマザーは上記の①②③全てを13年間実践した結果、ストレスなく英語を話せるようになりました。

従って、このブログのテーマである

ホストファミリーとして外国人と共同生活をすると、英会話ができるようになるのでしょうか?

に対して、ノブリン@ホストマザーの答えは、



YES



ということになります。


勢い余って、たまに成田空港で困っている外国人をうちに連れてきて泊めたりするので、びっくりすることもありますが(笑)


結局、13年間の実験の結果としては、


①大量のインプットをして、

②それをアウトプットすることで大きな喜びを得る。

③それを繰り返す。



という地道な努力なしには英会話は上達しないというのが結論です。


従って、

英語のシャワーを浴びるだけで話せるようになる!

とか、

〇〇日で、英語がペラペラに!

などという、いわゆる「近道」はないのだと、現時点では思います。





急がば回れ


ですね。


以上がこのブログでの実験の中間報告ですが、実験は継続していきます。



僕はアランと一緒に暮らすようになり、「英会話」の上達はまだまだですが、一緒に住んでよかったと思うことは山ほどあります。それらについてはまた後日書きたいと思います。


本日は珍しくまじめな話をしてみました。
最後までお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。


人の背中に乗ってくるアラン


それではみなさん、よいお年をお迎えくださいね☆
来年もよろしくお願いします!

 

日々英会話! 

 

マコリン@ホストファーザー