5. アランとの出会い5

(2007年10月)

 

思ってもないことを言っちまったぁぁぁああ!



ついうっかり口を滑らせてしまった僕。

外国人と「同居」なんてたまったもんじゃありません!




あー、どーしたもんか?


叫んどく?


ぬぁ・・あ・あ・・。


いやいや、叫ぶのはまだ早いでしょ。


あー、どーしよっ、どーしよっ!???



どないせいっちゅうねんっ! 

(おっと、初めて使う言葉です。ちゃんと言えました。ホッ)



いつものように、慌てふためく僕。


しかーし!


いつもの僕とはちょっと違いますよ028

そう簡単には叫びませんっ!!!


なぜなら、僕にはまだ希望があったのです。



希望とは?




それは・・・





僕の両親の存在!

そう、おとーちゃんとおかーちゃんです♪


だいたい今回の話、僕の両親がOKするわけがありません。

そもそも外国人を見たこともないような人たちです。

絶対にNOって言うに決まってます。



両親がきっちり断ってくれる♪


これこそが我が希望!


そして両親に断られたら、すかさずこう言おう。



「今回の話、僕はイエスなんだけどね~。両親がノーって言うんだよね~」

「俺、悔しいよぉ。役に立てなくて・・・・」





まあ、こんなところでしょう。

表向きは何とか格好をつけられそう。


「俺は悪くない。両親が悪い!」


・・・的なアピールをすることは、男として格好悪い!

格好悪すぎるけれど・・・・・

背に腹はかえられません!



ハッハッハッ!




どーですか、みなさん!?

この器の小ささ!

器の小ささでは誰にも負けませんよ!!!

今日から僕のこと、「ミスターおちょこ」と呼んでください。



そして、いよいよ次の日の夜のことです。

今回のことを両親に話しました。



「あのさぁ、無理ってわかっとるよ。無理とわかった上で聞くけどさぁ・・・」

「この家でさぁ、外国人を1ヶ月預るのって無理に決まっとるよね~」

「うん、無理ってわかっとるよ。うんうん、当然無理だよね~」




ノブ、アラン、ごめんよぉ。


今回は、無理なんだよ。



うちの両親が・・・・・



ではなく、僕!


この僕が無理なんだよぉ。

器の小さい男でごめんよぉ。

外国人と一緒に生活なんてしたらさぁ。

朝昼晩と一日三回はショック死しちゃうんだよぉ。



すると我が希望の星たち(←両親)はこう言ってくれましたピース











「おもしろそうだわっ!」(←母)


「よしっ、つれて来い!」(←父)








ぬぁぁああああああああ!(←息子)




こうして一ヶ月に渡るアランとの同居生活が始まったのでした。


続く。

日々英会話!
おちょこ