(2007年10月)
そこに立っていたのは・・・
ボブ・サップ似の大男
今まで生きてきた中で、
一番びっくりした瞬間
頭の中は真っ白。
そりゃあびっくりしますよね。
ブラッド・ピットのように
スラーっともしてないし、
肌の色も違うし。
ごついっ!
黒いっ!
本当にショック死寸前でした
あまりの驚きに、振り向いた後の
記憶がありません(笑)
で、次の瞬間ふと気がつくと・・・・・
握手してるではありませんかっ!
ボブ・サップと!
誰が?
僕ですっ、僕
つい10秒前まで
「俺のワイフにちょっかい出すんじゃねぇ!!!」
という言葉を用意してたこの僕です。
ビッシィィーーッと言ってやるはずが、
あ、握手???
ナニガオコッタノ???
完全に放心状態の僕。
体に力が入りません。
しかも外国人と握手するのは生まれて初めての経験。
必死でボブ・サップの右手を握り締めていたのでありました。
ボブ・サップと握手をする僕。
握手状態が5秒ぐらい続いた頃でしょうか。(←握手の5秒って結構長い!)
僕はなんとか我に返りました。
もう「俺のワイフ~」とか「NOVAに乗り込むぞ」とかは、一切頭になし。
「あかん。何か言わなあかん。」
「ハローか?」
「ナイス トゥー ミー チューか?」
「マイネーム イズ マコか?」
「どれを最初に言えばいい?」
「どれ?どれ?」
「ハウ なんとかってのもあったような」
あわわわ・・・・・・
だ、だ、誰か助けてくれぇー
何を言えばいいかが全くわからずパニック状態。
「あかん、このままじゃずーっと握手したままや」
「どーしよ、どーしよっ」
あたふた、あたふた・・・・
ん
「ボブ・サップよ。何でお前も黙ったままなんだ!?」
「一言でいいから、何かしゃべってくれー!」
誰かー!
握手の終わり方を教えてくれぇー!
うなずき合って、ずーっと握手をしている僕たち。
もう耐え切れませんでした。
次の瞬間、僕の口から出た言葉は・・・
「ノブ、ごめん。飲み会に遅れそうだからもう行かなきゃ」
ボブ・サップにではなく、ノブに話しかけてました
時間が無くてあせっているような小芝居をする僕。
飲み会までまだ30分もあるのに。
ボブ・サップの右手を振りほどくや否や、走ってその場を立ち去りました
結局、ボブ・サップとは一言も交わさず。
ありえなくないですか?
「一言も交わさない」って(笑)
これが僕とアランとの最初の出会いです。
ちなみに後でノブから聞きました。
握手状態のとき、アランは日本語であいさつしようとしてたとのこと。
だけど日本語が全く言葉が出てこなかったため黙っていたみたいです(笑)
続く
日々英会話!
マコリン@ホストファーザー