寺子屋とは?


そもそも寺子屋とは?

稚六芸の内 書数 歌川国貞画
稚六芸の内 書数 歌川国貞画

 寺子屋とは、江戸時代初期に寺院などで農民に対して読み書きを教えた今で言うところの学校みたいな施設のことです。 江戸はもちろん、全国の町や村にありました。

 天保期(1830年~1840年)には著しく増加し、正確な数は不明ですが、幕末になると全国で15,000以上も存在していたといわれています。この寺子屋が江戸時代の人々の高い識字率を支えていたのです。

江戸の寺子屋

 明治初年の事例になりますが、東京府が行った調査によると寺子屋の師匠の大半は江戸の町民でした。多くは男性でしたが、都市部、特に江戸においては女性の師匠もいました。師匠たちは、寺子屋に学びにやってくる子供たち一人ひとりの親の職業や本人の希望を考え、それぞれにあったカリキュラムを作る個別教育を行っていました。


令和の寺子屋

 令和の寺子屋では、参加者全員が指定図書を読んでディスカッションをするという読書会を通じて、以下の3つの力を身につけていただきます。

 

 1. 道徳力
 2. 行動力
 3. プレゼンテーション力

 

 また、課題本の内容を補完する講義を行うことで、3つの力がより早く定着することになります。